1800年～1900年代初頭にかけての ヴィクトリア調のフランスのアンティーク。 こっくりしたライトイエローの扇と ヴァイオレット・赤紫・パープル系の配色の 手彩色の絵付の色合いが美しいファン(扇)を 深さのあるゴールドフレームの シルエット(シャドー)ボックスの ガラスフレームに収めた額装作品。 扇子とフレームのセット出品です 中央のオーバル型の点金彩の中には 心和む、静かな風景画。 白とグレー、青…　湖畔の風景のよう。 手前に木々が 湖の向こうには山脈が見えます。 色彩から秋の風景のようにも感じさせます 両サイドの山羊の角(型)の器の中に 白やパープル系の小花が活け込んでいる 美しく優美なデザイン。 角の中央にはライトピンクのリボン 【山羊の角/コルヌコピア】 ギリシャ神話中で 山羊が大神ゼウスに授乳した事から 豊かさ、豊作、豊穣の象徴とされている ヨーロッパで愛用されてきた 装飾モチーフの一つです(*^^*) 角と花々や果実をからめ 用いられたりします。 フレームからファンを外した事が無い為 目視の推測ですが 扇の骨組みは動物の骨：ボーンか 或はセルロイド、ベークライトかな と思われます。 横に走る筋目が見え、照りや艶があります ファンの要(要)、親骨には 薔薇のレリーフが美しく陽刻印されつつ ピンクやグリーンで着色されています。 扇面の中骨は、山と谷を おそらくシルクリボンを通し 結ばれています。 以下は素人計測の為 誤差をご容赦くださいm(_ _)m 【額縁：シャドーボックス】 横：36cm 縦：36cm 奥行き：4.2cm 金彩の格調高い表情の 二段階に面取りされたガラスフレーム。 鉄線付きですぐに壁に掛けられます 【ファン】 横最大： 25cm 縦： 15cm 要ループ含む縦： 16.2cm 親骨の１箇所が薄く茶変した様に感じますが 折れ等ブレイク、汚れのダメージは無く 大変綺麗な状態です 飾り眺めると心和みます。 優しく華やかな心地に。　 自然の風景や花々に対する 懐かしさ、慈しみも感じさせる シックな配色、モチーフの美しさが魅力的な とても素敵な作品です(*^^*)