グレコのフルアコ SA-450です。70年代に製造された市場でもあまり見ないギターで、GIBSONのES-335よりも一回り小さいES-339に近い小ぶりなボディーと細めのネックが特徴的です。で購入時に工房でメンテナンスされていたそうで、特に反りや引き辛さは感じませんでした。フレットはまだお使いいただけるレベルではあると思いますが(目視で4~5割程度)、長く使用される方は将来的に打ち直された方が良いかと思います。製造から50年近く経過している物なので、相応の傷、塗装の剥がれ、金属パーツの錆びなどが見られます。ボディーも程良く退色して白味がかったような赤色になっています。ネックとボディー接合部に小さなクラックがありますが演奏に支障はありません。指板はローズウッドにしては黒すぎるような、確証は無いですがエボニーに近いような黒い木材が使用されています。電装系は交換歴があるかなど確認できていませんが出音確認済み。気になるようなガリなどもありません。同じSA-450でサンバーストカラーはネットで調べると沢山出てきますが、こちらのカラーリングは見ませんでした。一味違うジャパンヴィンテージをお求めの方におすすめです。アイバニーズのソフトケース付きです。