471【真作】鉄翁祖門 水墨山水図 掛軸/幕末の南画家 長崎南画三筆 節約 石崎融思・来舶清人の江稼圃・陳逸舟に師事 唐画 中国

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印刷ではありません 絹本
本紙=縦86×横23cm/概ね良好
表具=縦163×横36cm/概ね良好


鉄翁 祖門(てつおう そもん、寛政3年2月10日(1791年3月14日) - 明治4年12月15日(1872年1月24日))は、幕末長崎で活躍した南画家である。木下逸雲・三浦梧門と共に長崎南画三筆とされる。本姓日高氏。諱は祖門、道号を鉄翁とした。別号に明言・魚光・銕道人・蓮舟人など、室号は太素軒。長崎銀屋町の桶職人日高勘右衛門の子。11歳で父を亡くし、華嶽山春徳寺13世玄翁和尚に養育される。幼少より画を好み、はじめ唐絵目利の石崎融思に漢画を、文化元年(1804年)からは来舶清人の江稼圃に師事して南画を学ぶ。師が没した文政3年(1820年)に春徳寺14世住持となる。文政10年(1827年)、51歳の田能村竹田が春徳寺の鉄翁を訪問。ふたりはこの邂逅を「前世からの知己」と大いに喜んだ。天保年間には親友木下逸雲とともに清人陳逸舟の門下となり、山水図や蘭竹図の画法を伝授された。56歳のときには京都・大坂・江戸に遊歴。特に京都では貫名海屋・日根対山・中西耕石・安田老山・金子雪操・鼎金城・前田半田らと交わった。嘉永3年(1850年)、60歳で退隠すると東淵山雲龍寺に移り、居室を「太素軒」とし書画禅三昧の日々を過ごす。この時代を特に太素軒時代といい墨蘭竹図・山水図などに名品が多い。蘭竹画、とりわけ四君子のひとつ蘭画の第一人者として知られた。維新後、再び春徳寺に戻り最晩年を過ごす。81歳にて入寂。。明治16年(1883年)に、門人・倉野煌園により『鉄翁画談』が上梓されている。





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